涙
ここ数日、24歳の人生を駆け抜けたあいつのことで頭がいっぱいになっていた
結構、無茶もやって走り抜けた人生・・・
何もかも一生懸命で、時に衝突することもあったけれど
とても大切なことを思い出させてくれたあいつ
能力を出し惜しみせず 些細なことにも真剣に取り組むこと
そんなあいつがいなくなってしまった
本当にショックで 吐きそうなほどの哀しみが胸を満たした
でも 泣けなかった 笑って過ごした
頭でいくら整理しようとしても上手くいかずに
感情は迷走していたが 涙は出なかった
葬儀に参列してようやく泣けたとき
泣けなかったことがすごく辛かったのだと気がついた
故人のクラスメイトとも久しぶりに顔を合わせ
ことばを交わさずとも伝わる哀しみと慈しみの中に身を置いて
棺を前にして・・・初めて涙が溢れた
身体中の水分が枯れるんじゃないかと思うくらいたくさん
隠さず泣いた
心ではなく瞳からこぼれ落ちる涙が何かを解いていった
そこに現れたのは
生きているという実感
生きていくしかないという使命感
生きているもののつとめ
私の背負うものの大きさ
私はまた君に救われたな
ありがとう 安らかに・・・
君が遺してくれたものを決して忘れない
by Leiji_Loka
| 2012-02-18 12:01
| GRD3
心に映る事象の記録
by loka
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