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教えるということ

多くの場合、教える者の権威が学ぼうとするものの邪魔をする。
どなたの言葉であったか、失念しましたが、改めて考えさせられました。
「てめぇらよ~く聞けよぉ」という姿勢が、学ぶ側の学習意欲をそいでしまう。
という単純なお話ではありますが、こういったケースは、かなり多いと思います。

学ぶということは、人やTV、らぢお、インターネット等から情報を手に入れることではなく、
それを以後の自分の人生に役立てる為に、擬似経験として蓄積することです。

教えるということは、そうして学ぶことを手助けすることです。

したがって、前述のようなケースでは、学ぶ側ではなく、教える側に問題があることが多いと思われます。
つまり、教え方に。

そういった意味からも、教育者というものは、常に学習者であり、また、研究者でなくてはならないと考えます。

>以下親友よりコメント<
 今までの学校教育は“知識”を学ぶ場所・機会はわりとあると思うけど、“経験”を学ぶ場所は少ないね。

他人の経験話は、自分の知識にあたってしまうかもしれないけど、実際の本人の経験談や体験談は、より具体的であればあるほど、もしそれが過去のものであっても、一般的な知識よりも重みを持って伝わると感じるね。

今は、かなり何でもすぐに調べられる環境になってきたから、万人が暗記型の勉強をする必要はもうないと思う。自分が頻繁に扱う物事に対して大まかに理解・記憶していればそれで済むかもしれない。ま、悪いのは会社就職・大学受験といった学歴社会そのものなのは間違いないと思うけど。

私は大学受験用に記憶した内容の大半はもう既に忘れた。一切身になっていない。いわゆる知識的にバカな大学生の見本のようなもの。しかし、それでも現在は何ら不都合を感じていないので、学歴社会を上手く潜り抜けたということ以外で言えば、己の能力開発という意味では非常に無駄な時間を過ごしたと感じる。

基本的には物事に対して、思考する癖、やりぬく根性、ひらめく機転、冷静な優しさ、まめな態度を育てるべきだと思う。その能力の方が社会での生活の役に立つ。

ただ、教わることを望んでいない人に、教える側の都合で何が何でも教え込まなければならない状況があったとしたら、意義を信じ込ませてまずその気を誘い出すか、褒美や罰といったアメとムチになるかもね。
by leiji_loka | 2004-12-11 23:43 | word only

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