鳥の声Ⅰ
私は初めて高知県へ来た時に、この地の山林にどことなく違和感を感じました。
緑は多いのですが、山へ入っても鳥の声が少ないのです。
全ての森がそうだというわけではありませんが、
多くの森でこの「異様」な雰囲気を感じました。
理由はすぐに分かりました。高知県の森林の状態を調べてみると、そのほとんどが植林もしくは二次林で、自然なカタチで森が残っている場所が皆無に等しいのです。最後の清流と言われる四万十川流域にも、自然林の姿は稀です。鮎で有名な安田川の上流、馬路村の奥の梁瀬というところへも足を運びましたが、かつて林業が盛んであった場所だけあって、見渡す限り植林の山・・・。
私は、山や川のことにそれほど詳しいわけではありませんが、これほどの緑が在りながら、生態系の幅が非常に狭い土地はあまり多くないのではないかと思います。
知れば知るほど、はじめに抱いた「異様」な感じは、大きな「不安」に変わっていきました。雨水の保水力を失った山、動植物の生態系が偏った森・・・。この地はこれからどうなっていくのだろう・・・。
そんな折、ナショナルトラストをやっている町があると聞きました。四万十川の流域にある小さな町。大正町。高知県の鳥でもあるヤイロチョウを町の鳥に指定している珍しい町です。もっと詳しいことが知りたい・・・。私は現地へ赴く機会をうかがっていました。
つづく
緑は多いのですが、山へ入っても鳥の声が少ないのです。
全ての森がそうだというわけではありませんが、
多くの森でこの「異様」な雰囲気を感じました。
理由はすぐに分かりました。高知県の森林の状態を調べてみると、そのほとんどが植林もしくは二次林で、自然なカタチで森が残っている場所が皆無に等しいのです。最後の清流と言われる四万十川流域にも、自然林の姿は稀です。鮎で有名な安田川の上流、馬路村の奥の梁瀬というところへも足を運びましたが、かつて林業が盛んであった場所だけあって、見渡す限り植林の山・・・。
私は、山や川のことにそれほど詳しいわけではありませんが、これほどの緑が在りながら、生態系の幅が非常に狭い土地はあまり多くないのではないかと思います。
知れば知るほど、はじめに抱いた「異様」な感じは、大きな「不安」に変わっていきました。雨水の保水力を失った山、動植物の生態系が偏った森・・・。この地はこれからどうなっていくのだろう・・・。
そんな折、ナショナルトラストをやっている町があると聞きました。四万十川の流域にある小さな町。大正町。高知県の鳥でもあるヤイロチョウを町の鳥に指定している珍しい町です。もっと詳しいことが知りたい・・・。私は現地へ赴く機会をうかがっていました。
つづく
by leiji_loka
| 2004-12-19 23:14
| word only
心に映る事象の記録
by loka
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